私の留守中に、五木田(秀幸)が応対したのですが、彼とは初対面だった為か、御主人はもじもじしていたそうです。 『花瓶を贈りたいが、家の形や切り株のような感じで何とか作ってもらいたい』とおっしゃったそうです。 『家や樹と言っても、漠然としています。どんなイメージですか?』と、尋ねるとはっきりせず。 また、もじもじしてしまった御主人の背後から、すかさず奥様の『ほら!あれを見せたら?』と言う一言で見せられた小さなメモに、御主人が描いたいろいろなデザイン画が、小さく小さく描かれていたのでした。 五木田と、それぞれ5個ずつ透明のガラスで試作を開始。 彼のものはデザインに忠実だったのに、お見せするとお二人とも不満気。次は私の番。やっぱり不満気。 困った私はこんなのも作ってみたのですがと、ボツ作品を見せました。すると『これだ!』『イメージどおり!』との言葉。じゃあ、あのデザイン画は一体、、、。 奥様が、『お花がなくても、飾ってもらえるような色に。それから、お花が一輪でも挿せるリングを付けてほしい。それが叶えば、後は全てお任せします。』とおっしゃったので、色は焦げ茶に緑のラインが流れるように。 そして、できるだけそのお宅で華やかに見られるように、金と銀を使いました。 納品後お宅へお邪魔した時、奥様から『とても好評で、皆さん喜んでくれましたよ!』とのお言葉を頂きました。 この瞬間がうれしくて、やめられませんねえ、、、。
FAROでは、オーダーされる方、それを贈られる方 すべての方に幸せが届くよう、祈りながら製作しております。 見積もりは無料ですから、お気軽に御相談ください。