卒園式で園長先生からもらう記念品を、自分達で作ろうという試みです。 みんな初めて見る、『溶けたガラス』に魅了されていました。 先生方の心配をよそに、おとなしくしかも上手に吹くことができました。
同じ色のグラスを作っても、みんなそれぞれ違った形になり その子らしい形になるんだなあと感じます。 完成した作品の底の部分には、卒園の日付けや園児の名前などを彫り込みます。 卒園式の当日、園長先生から手渡されるまで、園児たちは自分の作品を 見る事はありません。そして、ガラスに込められた思い出を胸に、 卒園していくのです。 春が過ぎ、たまたま出会った卒園児が『コップ、使ってるよ!』 と話しかけてきてくれた時、私達は心から幸せを感じました。